ABOUT 雅紬

たんすに眠る黒留袖を、新しいカタチへ。

代表あいさつ

はじめまして。「雅紬（がちゅう）」代表の〔廣瀬一美〕です。

長く医療の現場で働く中で、人の“想い”や“絆”の尊さを日々感じてきました。
そんな折、亡くなった叔母が残した黒留袖を見つけ、「この着物を生かせたら供養になるのでは」と思ったのが、雅紬のはじまりです。

ご家族の想いが込められた一枚の着物を、もう一度“今のかたち”で輝かせたい。
その想いで、一着一着、心を込めてお仕立てしています。

会社概要

私たちの仕事

雅紬では、黒留袖を中心に、着物をドレスや小物へと仕立て直すリメイクサービスを行っています。
伝統的な「洗い張り」から始まり、丁寧な縫製と仕上げで、お客様の想いを新しい形に紬いでいきます。
今後は、色物の着物を活かした「雅紬カラーシリーズ」も展開予定です。

伝統と現代技術の融合 ― 洗い張りとは

洗い張り（あらいはり）は、平安時代から受け継がれる着物の再生技術です。
縫い糸をすべてほどき、反物の状態に戻してから丁寧に洗い、乾かして仕上げます。
布にもう一度“命”を吹き込むような作業で、光沢や風合いをよみがえらせます。

『雅紬』ではこの工程に、水や油、カビから守る「クリスタルガード加工」を加え、
古き良き技術と現代の力で、着物地を美しく蘇らせています。